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北海道人  

前回からの続き。

正午前に三重県松阪市にある松浦武四郎記念館に着いた。
早速入館料200円(JAF会員割引)を払い、展示室へ。

松浦武四郎記念館外観

松浦武四郎(1818~1888)は三重県松阪生まれの旅行家、探検家、作家、出版者、学者であり、
蝦夷地を「北海道」と命名したその人である。

16歳に家出同然の旅に出て(この時は江戸で見つかり連れ戻された)、その後も全国各地を巡った。
22歳の時に長崎で出家したが、ロシア南下の危機を知り還俗。蝦夷地に渡ることを決意する。

1845年、28歳の時に初めて蝦夷地へ渡り1958年までの間に6回の蝦夷地探査を行なった。
その後これらの体験をもとにした本を出版することとなる。

1968年の明治維新に政府の役人になった武四郎は北海道の名称、郡名をアイヌ語の地名に基づいて提案した。
アイヌ語の「カイ」(この土地で生まれたものの意)をもとに
「北のアイヌ民族が暮らす大地」という思いを込めた「北加伊道」から「北海道」の名が誕生した。

自分は2011年夏のオートバイツーリングで北海道音威子府(おといねっぷ)村にある「北海道命名之地」碑を訪れている。
天塩川すぐ近くの森の中に建つこの碑の周囲は本当に何もない。
地図には載っているが観光地とは程遠いこの場所はとても静かだった記憶が残っている。

北海道命名之地碑

1870年、武四郎は53歳で職を辞し全国各地を旅する。

自宅に畳一畳の書斎を作りその翌年の1888年71歳で亡くなった。

記念館では武四郎の生涯に関するビデオ上映や著作物、各地を旅した際の収集物の展示を行なっている。

見て思ったのは彼が描く絵が非常に上手く味わい深いものであるということだ。
当時「武四郎もの」と呼ばれ好評を博したのは文章だけでなく絵の味わい深さがあったからでもあろう。

そして展示品の中には一畳の書斎を実物大で写真再現したものもあった。
モノが無いと一畳というのは思っていたよりは広いと感じて少々驚いた。
書斎や寝るためのものと考えればこれで充分かもしれないと思うが、
モノが周りにあふれている自分がこの境地に至る時は来るだろうか。

この一畳の書斎は現存している。東京都三鷹市にある国際基督教大学構内に移設されているらしい。
これに関する本を自分は持っていて読んでいるので機会があれば記事でも紹介したいし見に行きたい。

松浦武四郎記念館パンフレット・券・一筆箋

館内に1時間弱いただろうか。一筆箋を買って退出。
次の目的地は伊勢神宮である。腹が減った。昼食はその近辺で取ろう。

続く。


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