つくぶすま68の備忘ログ ホーム » 新刊を買う »現代人が戦慄する物語

現代人が戦慄する物語  

NHKのEテレで毎週水曜日夜に放送している「100分de名著」という番組がある。
毎週水曜日、各回25分で全4回、月100分で1冊の名著を読み解いていく。
今月9月は「般若心経」を取り上げている。

過去には「方丈記」、「ツァラトゥストラ」、「銀河鉄道の夜」、「老子」、「相対性理論」などが放送された。

先日の公休日、録画していた6月放送の「遠野物語」の全4回をやっと見た。

IMGP0345.jpg

「遠野物語」は民俗学の父と言われる柳田国男が岩手県遠野の民間伝承を記録した本である。
天狗や河童、座敷童などが登場する。
初版は明治43年(1910年)、350部で自費出版された。

当時、農商務省の官僚であった柳田が遠野の文学青年、佐々木喜善から聞いた話を「感じたるままに書きたり」。

序文に「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。」という一文がある。
「平地人」とは狩猟民を追いやった稲作民のこと、つまり都会人、中央集権体制に組する人たちのことである。

文明開化し、科学的な合理思考では説明できない世界を柳田はこの遠野で見つけた。
経済優先の社会が出来上がっていったことに対するアンチテーゼになるのではないかということだ。

出版当時よりむしろ現在の日本での「遠野物語」の戦慄はより大きいかもしれないと番組は語っている。

この放送を受けて1冊の本を購入している。

京極夏彦、柳田国男 遠野物語remix 付・遠野物語 角川ソフィア文庫 2014年

遠野物語remix

妖怪好きの作家、京極夏彦が遠野物語を現代語訳、というよりリミックスし原典を併載した文庫本である。
「100分de名著」を見た後に読もうと思い購入した。

本日から寝る前に少しずつ読んでいこうと思う。

にほんブログ村 本ブログ 古本・古書へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

category: 新刊を買う

thread: 本に関すること

janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://tsukubusuma68.blog.fc2.com/tb.php/50-67cf2084
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

カテゴリ

訪問者数

▲ Pagetop