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続・崎と埼   

前回の続き。
今年8月の連休中、オートバイで志摩へ出かけた話である。

ツーリング1日目。
1330時過ぎ、安乗埼灯台へ延びる小道を歩き、灯台を目指す。
階段を登り、灯台入り口に到着。

灯台を見上げる。
珍しい(多分)四角形の灯台である。

安乗埼灯台201708-2

安乗崎は志摩半島の的矢湾入り口にあり、大王崎、鎧崎とともに「志摩三崎」と呼ばれ海の難所として知られていた。
地名は安乗「崎」だが、灯台名は安乗「埼」である。
今年7月にツーリングで行った御前崎も、地名は御前「崎」だが、灯台名は御前「埼」である。
なぜか?

その答えは先日まで読んでいた

佐藤快和 海と船と人の博物史百科 原書房 2000年

の中に答えがあった。

約540ページのこの本は人類の歴史の中から海に関するキーワードを五十音順(「アホウドリ」~「湾」)に挙げ、それにまつわる事柄や伝承を記している。
参考文献も多数載っており、海に関する知識の案内書として読め、非常におもろい。

海と船と人の博物史百科

「崎」、「埼」の答えは「ケープ(cape)」の項にあった。

「崎」、「埼」そして「碕」は同じ意味で昔から伝統的地名に使われてきた。
これらの字がはっきりと区別されるようになったのは、明治になって地図や海図を作成する必要が生じたからだ。
集落名と自然の地形名を区別するようにし、集落、村や町を「崎」、岬の先端を「埼」と表わすことにした。
海図は船舶航行のために作られるからこのように明確に区別し間違わないようにしたのである。
この考えから灯台名は岬の先端にある地形の一部と見なされ「埼」で統一されている。
ただし例外はもちろんある。
千葉県の犬吠埼は灯台名、地名ともに「埼」である。

ちなみに石偏の「碕」を使う例は少なく、島根県の日御碕(ひのみさき)くらいだろう。

話をもとに戻す。
四角形の灯台を見上げた後、中へ入っていった。

次回へ続く。
ヘイヘイ。


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