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西徳二郎の中央アジア踏査行  

池には設えられた木製の筏が浮いている。
その上で亀が甲羅干しをしているのをしばらくボーッと眺めていた。今は1匹しかいないが、時間が経てば続々と、まではいかないが他の亀たちもやってくるだろう。

亀小路亀麻呂201610-1

自分は今、1000時過ぎの大阪・四天王寺境内にある池の前にいる。

ここへは参拝や観光で来たのではない。
「第16回 四天王寺秋の大古本祭り」が目的である。
毎年4月下旬と10月上旬に開催されるこの古本祭りは予定が許す限り訪れている。

交通手段は電車。その車内で読んでいたのは

金子民雄 中央アジアに入った日本人 中公文庫 1992年

である。

19世紀から20世紀初めにかけての中央アジアは帝政ロシアとイギリスが領土拡張にしのぎを削っていた。
その動静探索と探検を目的として単身中央アジアに潜入した3人の日本人がいた。
西徳二郎、福島安正、日野強である。
この3人の足取りを未公開資料を駆使して追った本である。

中央アジアに入った日本人

かなり以前に古本で買った本である。京都の「ふみ書房」の値札が貼ってあり、600円で購入している。
京都の古本三大まつり(春の岡崎、夏の下鴨、秋の百万遍)で買ったのだろう。

行きの電車内で初めてこの本を開いた。
読んだのは「まえがき」と第一章の「西徳二郎のロシア領中央アジア、イリ紀行」である。

西徳二郎(1847(弘化4)~1912(明治45))は薩摩藩出身の外交官で後に外務大臣になった人物である。
1870年(明治3)、ロシアのペテルブルク大学に留学し、卒業後は当地の新聞社の記者になった。
1876年にフランス駐在日本公使館に勤め、1878年にロシア勤務になった。
1880年の帰国時にこの本に書かれている踏査行を行なうのである。

60ページほど読み進めた頃、大阪地下鉄谷町線・四天王寺前夕陽ヶ丘駅に到着した。

次回へ続く。
ヘイヘイ。


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