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野寒布の行きつけの店  

前回の続き。
昨年2015年夏の北海道オートバイツーリングの話である。

ツーリング4日目。
野寒布(ノシャップ)岬に聳える稚内灯台を眺めた後、観光客がたむろするエリアへ向かって歩いて行った。

ノシャップ2015-2

晴れたら利尻島や礼文島が見えるのだろうが、あいにくの曇り空。
天気のせいもあるだろう。野寒布岬には土産物店や水族館もあるのだが、地方の少々寂れた漁港という雰囲気が漂っている。

ノシャップの漁港2015

野寒布(ノシャップ)の語源は日本本土最東端の納沙布(ノサップ)岬と同じである。

参考文献の
北道邦彦 「アイヌ語地名で旅する北海道」 朝日新書 2008年 
によると

「Not Sam」、「ノ サ」、「岬のそば」という意味である。
本来は岬名ではなく、岬のそばにあったコタン(集落)の名前だったのが岬名になった。
語尾の「プ」は「Sam サ」の語尾の「m」が子音で唇を閉じるだけの音である。
子音の内破音「p」も唇を閉じるだけの音であり和人が正しく聞き取りができずに混同したらしい。

ノシャップ2015-1

しばし海を眺めた後、ある土産物店へ向かった。オートバイを駐めた土産物店である。

建物前にあり歩道に隣接している駐輪場は、屋根はないが広く、歩道への段差を越えるスロープが広く低く緩やかでオートバイライダーのことをよく考えている。
この店は稚内に来たら必ず立ち寄っている店である。
この店だけで土産物が何でも揃うため、土産物屋に度々立ち寄ったりする手間が省けるからである。土産物を考えたり選ぶ時間があったら走っていたい。
土産物を何点か購入し、宅配便で家に送ってもらうように依頼した。

オートバイに跨がり再び走り出す。
海岸線沿いを走る道道254号線を南下していった。

次回へ続く。
ヘイヘイ。

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