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クリーニング店からインド料理テイクアウト店へ、そして今はどうなっているだろう  

前回の続き。
寝室のエアコン工事のため、部屋の整理に迫られ本を売りに行った話が、以前自分が住んでいた千葉県にある会社の寮を豪雨の最中に再訪する話になってしまった、その続きである。

その寮に住んでいた当時、毎日ネクタイを締めて出勤していた。工場労働者となった現在では信じられない話である。

ネクタイをしめて出勤

そう思いながら最寄り駅から歩いて行った。
駅から近い街中であるので15年も経てば風景が変わっているのはわかっていた。しかし道がわからず立ち止まってしまった。

ちょっと待て。視覚に惑わされるな。そして曖昧な記憶にも惑わされるな。自分の足で歩いた感覚を呼び覚ませ。
方向音痴の自分だから足等を使った体の感覚は心許ない。
しかし再び歩き出した。

しばらくすると・・・
あっ!あの交差点のコンビニはまだあった、同じチェーンで。経営者は変わっているかもしれないけど。
あそこで弁当、たしか当時イカ天弁当があったと思うのだが(うろ覚え)、よく買っていた。

この交差点を左に曲がるのだったか、否、曲がるのはファミレスがあった交差点だったか。
否、もしかしたらこのコンビニがファミレスのあったところに建っているのではないか。

うーん、思い出せない。
取りあえず曲がってみる。
その後は足の赴くまま、歩いた。

そして見覚えのある建物が十字路の角に見えた。
当時はクリーニング店だったがインド料理のテイクアウトの店になっていた。しかし外観は当時とほとんど変わっておらず自分の目と頭の中に飛び込んできたのだった。

寮はそこからすぐである。その十字路から見上げると6階建ての懐かしい建物が見えた。
寮の駐車場へ入ってみる。否、寮だった建物の駐車場へ入ってみる。
現在は一般のマンションとして使われているようだ。
元々マンションとして建てられた建物を寮として会社が買い取ったのだから、本来の使用方法に戻したのか、それとも売却して他の会社の経営になったのか。

懐かしさのあまり泣くかもしれないとここに来る直前まで思っていたが、実際は特に何も感慨がわかなかった。
寮だった建物を見た。ただそれだけ。
単なる義務を果たした、その思いだけである。

マンションをちらっと見上げた後、すぐに豪雨の中を駅まで戻った。
もう2度と来ないだろうと思いながら。

次回へ続く。


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