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同い年の京の絵師  

前回の続き。
滋賀県甲賀市信楽町にある「ミホ ミュージアム」へ「若冲と蕪村」展を見に行った話である。

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トンネルを抜けると吊り橋が架かっている。電気自動車が通ると少し揺れを感じた。

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橋を渡ると美術館棟に到着する。

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館内は屋根の梁を剥き出しにして明るく開放的な雰囲気である。

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窓の外は湖南アルプスの山並みが広がり、美術館を運営している宗教団体の建物も見えた。

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会場へ入る。

伊藤若冲と与謝蕪村。
江戸時代の大画家であるこの2人は共に1716年(正徳6)に生まれている。
ちなみに同じ年に琳派の始祖である大画家、尾形光琳が亡くなっている。

伊藤若冲(1716~1800)は京都の青物問屋の長男として生まれ23歳で家業を継ぐが、30歳代で参禅し「若冲居士」の号を与えられる。
40歳で隠居し画業に専念する。
色鮮やかな花鳥図や動物を描いた水墨画を得意とした。

与謝蕪村(1716~1783)は大阪の農家に生まれ20歳頃に江戸へ出て俳諧を学んだ。
27歳の時、北関東や東北地方を約10年放浪した。
その後、京都へ移り、俳諧と絵画の2つの分野で活躍した。
山水図やシンプルな筆遣いで俳句と絵が絶妙な俳画を得意とした。

二人の作風に関連は無いように見えるが二人とも長崎から入ってきた中国、朝鮮絵画を参考にしている。

同じ京都に居を構え、かなり近い距離に住んでいた二人だがどうやら直接の交流は無かったようだ。
ただ二人とも著名な画家で交友関係も共通する人物がおり、お互いもちろん知っていたと思う。

絵を見ていく。

ここに来た目的は蕪村の俳画をみることだった。
どことなくユーモラスな俳画、俗世間から離れ仙人が住んでいそうな山水図に見入ってしまった。

意外だったのは若冲も蕪村も描いている松尾芭蕉の肖像画である。
二人が描いた肖像画が並べて展示してあったが、
その作風は若冲が蕪村風、蕪村が若冲風と抱いていたイメージとは違っていた。
絵に詳しい人はもしかしたら「違うよ。何言ってるんだ。」と言うかもしれないが、自分はそう感じたので書いておく。

会場を出てミュージアムショップへ行く。

そこで買ったのは

・与謝蕪村トランプ 1543円

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・象と鯨図屏風 しおり 200円

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の2点である。

トランプは与謝蕪村の絵で一枚一枚違う。
逸翁美術館所蔵の絵が使われているらしい。画集代わりに買った。

しおりは若冲の有名な絵「象と鯨図屏風」の鯨部分の絵柄が使われている。

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この後、寒さに震えながら歩いて駐車場まで戻り、帰路に就いた。

それではヘイヘイ。


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