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家庭と酒は読書の敵  

図書館で「買った」本について書く。

(5月23日記事 「郵便局で服を買いたい」)

中川六平 「歩く学問」の達人 2000年 晶文社

机上の学問を追及するのではなく
歩くことで学ぶことを広げてきた人を取材したルポルタージュである。

「歩く学問」という題名は本書にも登場するアジア学の鶴見良行のエッセイから取られている。
その中ではアマゾンやマレー諸島を探検調査したウォレスや
江戸時代の旅行家、菅江真澄や松浦武四郎が挙げられているらしい。

3者に共通するのは歩くことは目的地に達する手段ではなく、学問の必須の手段であったことだ。

歩くこと、そのことに楽しみがありそれが学ぶことである、
それを実践している人が本書で語っている。
建築家の藤森照信、作家の森まゆみ、俳優の小沢昭一、カヌーイストの野田知佑等だ。

歩く学問の達人


印象に残ったのは元「本の雑誌」発行人の目黒考二(書評家の北上次郎)である。
彼が「歩いている」イメージがなかなか湧かないが・・・

「本を読む時間が無くなる」と言って転職を繰り返していたらしいとは椎名誠の小説、エッセイで知っていた。
まさか本当だったとは思わなかった。冗談だと思っていた。

彼が椎名誠と会っていなかったらどうなっていたのだろうか。

しかし・・・・・

「家庭と酒は読書の敵」を標語とし、
「無理をしない、頭を下げない、威張らない」を社是として掲げる。

案外強い人間がここにいる。

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