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2014年10月の記事一覧

砂漠でフルマラソンを走る  

10月連休の公休日2日間は天候に祟られたが、その次の公休日は快晴であった。
予定通り競馬場へ出かける。

電車で行ったのだが車内で読んだのは

高野秀行 世にも奇妙なマラソン大会 集英社文庫 2014年

である。

世にも奇妙なマラソン大会

「辺境作家」である著者がアルジェリアで行われる「サハラマラソン」に参加する話が本の前半を占めている。
ベタな名前だが、本当に名前の通りサハラ砂漠を走るマラソン大会である。

このコース上には西サハラから逃れてきた難民のキャンプがあり、その難民たちを支援するためのものでもあるらしい。

旧スペイン領西サハラ、つまり「サハラ・アラブ民主共和国」は全アフリカ国家から独立が承認されている。
しかし現在モロッコが実効支配しており、逃れてきた人々がそのキャンプに住んでいる。

内容は相変わらずの高野節。
さすが万人から「間違う力」があると言われるだけにハチャメチャなノンフィクションである。
もう一度書くがノンフィクションである、フィクションではない。

この人の行動は見ているだけだと面白いが、いざ一緒に仕事や生活をするとなると・・・考えてしまうだろう。
この人の奥さんは大変そうだが、その一端が同書に収録されている「名前変更物語」に表れている。

高野秀行の家族や同僚でなく単なる一読者で良かったと思う。

サハラマラソンの話を読み終えた頃合いに阪急今津線仁川駅で下車。
駅からすぐの阪神競馬場に到着した。
実は競馬を見に来たのではない。

阪神競馬場201410

続きは次回。
今晩から夜勤が始まるので仮眠する。

おやすみ。

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category: 本を読む

thread: マラソン

janre: スポーツ

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辛子に請ふ  

前回の続き。

10月連休中に読んだ本はまだある。

①松本仁一 カラシニコフⅠ,Ⅱ 朝日文庫 2008年

②ナショナル・ジオグラフィック2014年10月号 日経ナショナル・ジオグラフィック社 

①「カラシニコフ」とは
旧ソ連の設計技師ミハイル・カラシニコフ(昨年逝去)が1947年に開発した自動小銃AK47のことだ。
故障が少なくメンテナンスも簡単で人気が高い。
100か国以上に輸出されライセンス生産もされた。
現在全世界で1億丁ほどのAKがあるといわれている。

カラシニコフ2

本書はこのAKをキーワードに世界各国を巡り、
銃に翻弄される人たちや国家を描いている。

全ては読んでいない。Ⅰ巻だけである。
その中での「はじめに」、第2章の「設計者は語る」、第6章の「銃を抑え込む」のみ読んだ。
他の章やⅡ巻は殺し合いの話ばかりのようで気が滅入りそうである。
読むのをやめた。

構造が単純で部品数が少なく、そのためメンテナンスや修理もしやすい。
ゴミや火薬かすがたまらないようにスカスカの設計にし、
変形してバナナみたいに曲がった弾も問題なく撃てる。
AKはある意味道具として傑作だろう。
芸術品かもしれない。
これは機械や設備の基本だと思うし、もし買えるならば撃つことはないだろうがAKを買いたいと思った。

第6章では現在内戦状態である東アフリカのソマリアでのルポである。
ソマリア第2の都市ハルゲイサを中心とした北西部が1991年に「ソマリランド共和国」として分離独立した。
この国は銃の個人所持を認めていない、そして管理もしっかりなされているようだ。
内戦最中のソマリアでは奇跡的なことだ。

日本ではあまり報道されないソマリランドについては

高野秀行 謎の独立国家ソマリランド 本の雑誌社

に詳しい。是非おすすめしたい。

②今号では1986年に原発爆発事故が起きたウクライナ・チェルノブイリの現在を取材している。
その近郊のゴーストタウンと化した町には現在観光ツアーが行われているらしい。
この町の静寂は内戦中であるウクライナの他の地域に比べたら安全といえるかもしれない、と語られていた。

national geographic201410

今回の公休日は生憎の雨で予定していた所へ出かけられず家にこもっていた。
次の公休日は是非晴れてほしいと思う。出かけたい所がまたあるからだ。

次回に続く。

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category: 社会・労働

thread: 最近読んだ本

janre: 本・雑誌

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カメがヘビやシカを食う  

前回の続き。

読んだ雑誌は以下の3冊。

① ビーパル 2014年11月号 小学館

② フィールダー vol.17 笠倉出版社

③ シンラ 2014年11月 復刊第2号 新潮社

①は「人生最後のクルマは四駆だ!」という特集が載っていたので買ったが底が非常に浅い記事だった。
単に企業からの広告を記事風にまとめただけのようなもの。これなら自分でも書けるのではと思った。

be-pal201411.jpg

この雑誌では探検家、角幡唯介のエッセイが連載されているが
今号の題名は「メーカー各社様。無駄な便利機能はいりません」というものであった。
アウトドア製品における過剰機能は不要で、時にこれは故障しやすく生命の危険にさらされる。
全くその通りである。
技術者や製造者の熱意、自己満足は時に意外な発見や進歩をもたらす。
しかし消費者にとって不要なもの、弊害でしかないものが数多く存在するのも事実である。

②特集記事が「野営と野宿」ということもあり、ビーパルよりはかなりハードな内容。

fielder vol17

サバイバリストのカメ五郎の記事が載っていた。
カメ五郎の送っている生活は男性全てがあこがれる生活かもしれない。

③は2000年に休刊した雑誌を作家・玉村豊男が編集長となって復刊した。
隔月刊で、主に自然と文化をテーマにし、地方を重視して新たな形のライフスタイルを提案する方針らしい。
以前の休刊間際の内容はイヌとネコのペット記事ばかりでとても自然を扱っている雑誌とは思えなかった。
復刊したからには記事の質が維持されることを期待したい。

sinra vol2

今号の特集「クマとシカが教える森の未来」
クマとシカを狩る猟師の記事がページのかなりを占めている。

ライターの北尾トロが信州に移住して猟師になっていたのは驚きだった。
興味深く読めた。

12、13日両日に読んだ本、雑誌はまだある。

次回紹介する。

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category: 本を読む

thread: 雑誌

janre: 本・雑誌

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テクノのモーツアルト、北アルプスの山賊  

前回記事の続き。

10月12日、13日、本を売りに行った以外はどこにも出かけず家にこもって本を読んでいた。
アメフトの関西学生リーグをネット中継で見たり(12日のみ)、BGMを聴きながら読み進めていった。

BGMは最近買ったエイフェックス・ツインの新作「サイロ」である。

エイフェックス・ツインはイギリス出身のリチャード・D・ジェイムスの一人テクノユニットで
今回13年ぶりの新作が出たので愛聴している。
引きこもりで偏屈(あくまで自分のイメージです)の彼が2児の父になっていたのは新作が出たこと以上に驚きだった。
曲は相変わらずのエイフェックス・ツイン節。この人は芯がぶれない。

読んだ本は何冊かあるが、まず挙げたいのは

伊藤正一 定本 黒部の山賊 アルプスの怪 山と渓谷社 2014年

黒部の山賊×サイロ

畦地梅太郎の版画が表紙であるこの本はゴールデンウィーク中に買い、最近やっと少しづつ読み進めている。
北アルプスにある山小屋の主人が戦後まもなく小屋を手に入れた時から話は始まる。
題名にある通り「山賊」たちとの交流や、著者が聞いたり体験した北アルプスでの奇譚が淡々と綴られている。
本の帯に書いてあるキーワード、「埋蔵金」、「カワウソ」、「火の玉」、「人を呼ぶ白骨」、「狸が化かす」等々・・・

山小屋だけで買えた名著が今年復刊したそうだが、復刊するだけあっておもろかった。
これを読んで「山賊」になってみたいと思った。

そして雑誌3冊。
「山賊」になった方々が載っていた。

続く。

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category: 本を読む

thread: 山登り

janre: 趣味・実用

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小屋暮らしやギャング達の今後、本が濡れることについて  

10月12、13日、公休日の予定が台風19号のために狂ってしまった。
前回記事冒頭でそのように書いたが、今回はその詳細について述べたい。
行く予定をしていた場所へ行かなかった話やもしかしたら経験したかもしれないと思う話である。

普通、ブログでは行った場所や経験を書くと思うので今回の記事はその点では非常に革命的(?)ではある。
しかし表現力や考察はいつも通りの浅い記事だが。

さて、もし台風が来なかったら・・・

東京・虎ノ門へ行っていただろう。

虎ノ門ヒルズ近くのコインパーキングで「小屋展示場」というイベントが開催されていたので(10月4日~12日)、是非見に行きたいと思っていたからだ。
これは小屋をテーマにした見本市で住宅展示場のように「小屋」が展示される。
14組の団体が出展し、小屋のある暮らしを提案し自分らしい暮らしについて考えてもらう機会にしてもらうというものであるらしい。
実際に展示されている小屋のほとんどは買うことができるという。

家はどこまで自由になれるか

東京へは12日に新幹線で行く予定をしていた。行きは問題なく、展示も見られただろう。
しかし帰りはもしかしたら新幹線が早めに運行停止をしてしまい、帰れなくなる恐れがあったためあきらめた。

イベントが終わってしまった今は行った方々のブログ等を読み、写真を見て満足を得ようとしている。

東京へ行くのをあきらめたので無事に帰れる関西圏内の3カ所のいづれかへ行こうと思った。

まずは吹田市万博記念公園内のEXPO FLASH FIELD (エキスポフラッシュフィールド)である。

ここで12日にアメリカンフットボールの関西学生リーグDIV.1の試合があるからだ。
京都大ギャングスターズ 対 同志社大ワイルドローバー、立命館大パンサーズ 対 近畿大デビルズの2試合である。

今季まさかの3連敗中、名門京都大の試合を見たいとは思ったが
昨季DIV.2の同志社大に接戦になったり負けるという展開にはならないだろうという安易な予測、理由で却下。
(本音は後に述べる2カ所の方へ行きたかったということである。)

20141012京大対同志社_convert_20141023212756

ちなみに結果は20対10で京都大が今季初勝利した。
しかし第3クオーター、得点後のキックオフでリターンタッチダウン(87ヤードラン)を決められて同志社大に今季初タッチダウンを献上した。
残り3戦、3強(関学、立命、関大)との試合は非常に厳しいだろう。

そしてあとの2カ所は四天王寺と大阪天満宮である。

ここでは古本まつりが開催されていたからだ。
今回もし行ったとしたら四天王寺は昨年2013年4月以来、大阪天満宮は・・・いつ以来だろうか。
境内に各古書店のテントが立ち並び、それを1軒1軒巡るあの楽しさ、快感。
そして自分のまだ知らないおもろい本があるかもしれないと妄想がいろいろと湧き起こってくる。

2014秋天神、四天王寺古本まつりチラシ

しかしこれも晴れていればの話である。
屋外で紙製品の本を売る古本祭りで雨が降るというのは最悪の状況である。
12日朝に出かけようとしたら小雨が降っていたので行くのをあきらめてしまった。
結局雨が降っていたのはこの出かけようとしていた時だけであり、単に間が悪かったというべきか。

12日は前回書いたように新古書店へ本を売りに行った。
その後家の近所のスーパーで惣菜を買い、昼からビールを飲みながら本を読んだ。
そして眠くなって惰眠をむさぼるという休日になってしまった。

13日も似たようなことをして過ごした。

ビールを飲みながら読んだ本は次回記事に紹介する。

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category: 未分類

thread: 日記というか、雑記というか…

janre: 日記

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虎ノ門や四天王寺、大阪天満宮、万博記念公園へ行けず  

先日の3連休のうち10月12日、13日の2日間が公休日であった。

しかし台風のため予定していたことが全て狂ってしまった。
これは次回の記事に書こうと思う(思うだけで、もしかしたら書かないかもしれない)。

結局新古書店へ本を売りに行き、2日間とも家にこもって昼からビールを飲んで読書するはめになってしまった。

売ったのは以下の8冊。

ナショナル ジオグラフィック日本版 2014年9月号 日経ナショナル ジオグラフィック社

②ゲイバー・タリー ジュリー・スピーグラー 子どもが体験するべき50の危険なこと オライリージャパン 2014年第4刷

椎名誠 アイスプラネット 講談社 2014年

タミー・ストローベル スマートサイジング 駒草出版 2013年

⑤三島邦弘 計画と無計画のあいだ 河出書房新社 2011年

村上春樹 沈黙 全国学校図書館協議会 2013年第14刷

⑦町田康 告白 中公文庫 2010年再版

増田明利 今日から日雇い労働者になった 彩図社 2014年

201410売った本

売った本の中で印象に残った文があるので以下に記す。

⑤は著者が東京・自由が丘の出版社、ミシマ社を設立した経緯や日々の出来事が綴られている。
その中での一文。
「強さは幻想でしかなく、弱さだけが本物だ」

⑦は明治26年に実際起こった大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフにした小説である。
その中での一文。
「ひとたび音を上げた軍鶏はつぶされて食われるねや」

さて、ひとたび読むのに途中で音をあげてしまった文庫本はいくらで売れるのか。

・雑誌 10円 × 1冊  10円

・文庫 50円 × 2冊  100円

・単行本 50円 × 2冊 100円

・単行本 100円 × 3冊 300円

計8冊 510円

毎度この新古書店に世話になっているが「本の雑誌2014年8月号」にこの会社の特集が載っていたので紹介する。
取材目線が本の雑誌らしく独特で「おもろかった」。

本の雑誌201408

まず鼎談でこのチェーンの現状を語り合い、居抜きで使用している店舗をタイプ別で分類している記事に続く。

そして全国に約900店あるこのチェーン全店を踏破しようとしている方やバーコードリーダーを使用して「せどり」を行なっている方の手記が載っている。
新規開店の店で入店待ちの列に並んでその初日の様子をルポし、最後は読者の新古書店にまつわる投書で終わる。

このチェーン店は最近店舗数を減らしたり、セドリの手記によれば以前のように品数が多くはなく失速ぎみらしい。
しかし業界に与えた影響は大きいのは明らかである。
古書が一般の人々に身近になった功績はあまりにも大きい。
そして自分もこのチェーンのおかげで古書の世界へ気軽に入っていけるようになった。
店のBGMのうるささは何とかしてほしいとは思うのだが。

とにかく、これからもお世話になると思うのでよろしくお願いします。

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category: 本を売る

thread: 古本

janre: 本・雑誌

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地雷を避けながら50周年を祝う  

前回の続き。

宿を後にし、内宮方面へ再び走って伊勢志摩スカイラインの入口に至る。
料金所付近に幟が林立しており、そこには「伊勢志摩スカイライン50周年」の文字が書かれていた。

通行料金880円を払うと、領収書とともに開業50周年記念の絵ハガキの交換券も手渡される。
スカイライン中ほどにある朝熊山展望台の売店で交換できるらしい。

以前は原付も走れるとツーリングマップルには書かれていたが、今年のものを見ると「不可」となっている。
なぜ原付を走行不可にするのだろうか。高速で走れる道路でもあるまいし。
通行料金は以前は自動二輪と同じ価格であったから収支的な問題ではないのだろう。
原付に対する偏見を感じてしまう。

とにかく走る。

IMGP0457.jpg

伊勢湾、太平洋に浮かぶ島々を見ながらコーナーが続く道路を走る。
気持ちいいが、たまに道路上に毬栗が落ちており、それを避けたりしなければならない。
それだけ自然が残っている恵みの森なのであろう。
コーナー上でなければ拾って家に持って帰っているかもしれない。

朝熊山展望台で休憩。4種類の絵ハガキの中からレトロなデザインのものを選ぶ。
ここでは50周年記念の写真展も地味に行なわれていた。

IMGP0462.jpg

その後鳥羽方面の出口から鳥羽市街を通りパールロード(県道128号線)を走行する。
この道は特に印象には残っていない。走ること自体はそれなりに楽しめたのだが。
これは人それぞれの好みにもよるだろう。

1100時頃に道の駅で伊勢うどんを食い、家路についた。

伊勢志摩スカイライン

途中、新古書店を見つけ入ってみたが収穫は無し。
自宅へのほぼ中間地点にある道の駅に立ち寄り、お茶のソフトクリームを食した以外は特に何も無い地味な帰路であった。


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category: 2014伊勢ツーリング

thread: ツーリング

janre: 車・バイク

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征四郎と三四郎  

前回の続き。

伊勢の地ビール「神都ビール」を飲み、煙草を吸いながら梨木香歩の小説「家守奇譚」を読む。

主人公は売れない作家、綿貫征四郎である。
亡き友人の父から引っ越すから空いた家に住んで窓の開け閉め等の守りをしてくれないか頼まれた。
幾何かの謝礼も支払うと言われたので渡りに船とばかりにこの家に住むこととなった。
そして亡き友人との幻想的な再会をきっかけに色々と怪異な現象に遭遇していく。

家守奇譚と神都ビール

自分は旅に持っていく本はカバーを外し、読み終えたら捨てていく。
荷物を少しでも減らすという目的があるのだが、たまに持って帰る本もある。
手元に残しておきたいと思った本はどこでも買える本でも不便を承知で持って帰っている。
それ自体が旅の記念になるからだ。

この「家守奇譚」はそうであった。
カバーは捨ててしまったが家に持って帰っている。

自分にとってのこの小説の魅力は主人公の設定にあるかもしれない。
貧乏で社会にうまく適応できなさそうなところが自分と似ていて共感してしまう。
そして現実離れした物語がビールの酔いと眠気で自分が主人公になって疑似体験しているような感覚があった。

40ページほど読み床に就いた。

翌朝0600時に起床しバイキング朝食をホテルのレストランで摂る。
その後無料配布の朝日新聞を部屋に持って帰り読もうとしたら1面に目を見張る見出しがあった。

『「106年ぶり 再連載スタート」
夏目漱石「三四郎」の106年ぶりの再連載が本日始まりました。』

えっ!!ほんまかいな。

朝日新聞三四郎第1回

自分は毎日新聞購読者で全然わからないが朝日新聞では再連載の事情説明や告知はあったのだろう。
しかし何故今になって夏目漱石の連載小説・・・???。

タイトルカットや名取春仙による挿絵は当時のものらしい。
最近何かと話題を提供してくれる朝日新聞である。

0830時頃にホテルを出発した。伊勢志摩スカイラインへ走りに行く。

続く。

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category: 2014伊勢ツーリング

thread: **本の紹介**

janre: 本・雑誌

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アイスランドは緑の国、グリーンランドは氷の国  

前回からの続き。

宿泊するビジネスホテルへ向かう途中、新古書店を見つけてしまい入ってしまった。

まずは雑誌コーナーへ行き「オートキャンパー」誌のバックナンバー108円モノがないかチェックする。
自分は野宿ライダー寺崎勉の連載記事「寄り道迷い道」を集めているので欠けている号のリストは常に持っている。
しかしこの店には無かったので、本の棚を見ていった。

そして購入したのはこの1冊。

エリック・ワイナー 世界しあわせ紀行 早川書房 2013年 第4刷 1200円

世界しあわせ紀行

著者はジャーナリストで戦争や飢餓を取材するうちにうんざりして、人々が幸せに暮らす国を探して旅に出た。
訪れたのはオランダ、スイス、ブータン、カタール、アイスランド、モルドバ、タイ、イギリス、インド、アメリカの10か国である。

この中で以前から訪れたいと思っている国がある。北大西洋に浮かぶ島国、アイスランドである。
人があまりいない荒涼とした大地をオートバイで走ってみたいと思っているのだ。寒そうではあるが。

そしてこのアイスランド出身のボーカリスト、ビョークのことが頭を過ぎった。
この国に以前から関心があったからデビュー直後のシュガーキューブスをリアルタイムで聴くことができ、
シュガーキューブスのボーカルを担当していた彼女の歌声の魅力に取りつかれてしまった。

その彼女の曲「All Is Full Of Love」を頭の中で奏でながら店を出て宿へ再び向かう。

途中スーパーマーケットに立ち寄り晩飯、ビール、つまみ類を購入する。
天気予報では夜に一時雨が降るらしいので出歩かず部屋でゆっくりしようと思ったからだ。

食事、入浴をすませ持ってきた文庫本を読み始めた。

梨木香歩の小説である。

続く。

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category: 2014伊勢ツーリング

thread: この本買いました

janre: 本・雑誌

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鳥居をトカトントンと建て替える  

前回からの続き。

松浦武四郎記念館から30分強で豊受大神宮(外宮)に着く。
早速参拝する。祭神は衣食住の神、豊受大御神で昨年の式年遷宮で社殿が新しくなっていた。
特に願い事をすることもなくただ頭を下げてきた。

外宮3

腹は減っているが、外宮周囲にめぼしい食いもの屋が見当たらなかったので皇大神宮(内宮)へ行く。
内宮の門前町、おはらい町で何か食おう。できれば伊勢うどんとか、デザートに赤福餅もいいなあ。

10分ほどで内宮前の駐輪場に到着。
そのすぐ前にある神域へと架かる宇治橋前に参拝客で人だかりがしている。
新しい鳥居に建て替えられている最中であった。
これも20年に1度のことらしいのでたまたま見ることができとても幸運だった。

宇治橋鳥居2

この日宿泊したビジネスホテルで無料配布されていた朝日新聞三重版にこの記事が載っていた。

それによると9月29日から工事が始まり、10月3日に完成式があるらしい。
新しい鳥居は昨年の式年遷宮で取り壊された内宮・外宮の旧正殿の棟持柱(むなもちばしら)を利用している。
撤去された鳥居は「関の追分」(三重県亀山市)と「七里の渡し跡」(三重県桑名市)の鳥居として使われる。

宇治橋鳥居1

先に参拝をすませてから食事にすることにした。
祭神は天照大御神でここでも特に願い事もせず頭だけ下げた。

内宮2

その後、おはらい町へ行くが両脇の食いもの屋、土産物屋を見ているうちに赤福本店前まで来てしまった。
食前スイーツとして一盆の赤福餅を食べることにする。お茶と餅3個で290円である。

赤福看板

自分は赤福餅が大好物で食べたい時は近鉄電車の駅で買う。関西と伊勢を結ぶ路線がある近鉄のターミナル駅では売っている。

食べ終わってお茶のお代わりをもらい、店のすぐ下を流れる五十鈴川を眺めていると満腹してしまい
結局昼食はこの餅3個になってしまった。

赤福一盆

この後土産物を買い、少し早いがこの日の宿へ行くことにする。
再びオートバイにまたがり、セルフで安いガソリンスタンドがないか行きがてら探していると
道路脇に新古書店を見つけてしまいフラフラと入ってしまった。

続く。

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category: 2014伊勢ツーリング

thread: 雑記

janre: 本・雑誌

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北海道人  

前回からの続き。

正午前に三重県松阪市にある松浦武四郎記念館に着いた。
早速入館料200円(JAF会員割引)を払い、展示室へ。

松浦武四郎記念館外観

松浦武四郎(1818~1888)は三重県松阪生まれの旅行家、探検家、作家、出版者、学者であり、
蝦夷地を「北海道」と命名したその人である。

16歳に家出同然の旅に出て(この時は江戸で見つかり連れ戻された)、その後も全国各地を巡った。
22歳の時に長崎で出家したが、ロシア南下の危機を知り還俗。蝦夷地に渡ることを決意する。

1845年、28歳の時に初めて蝦夷地へ渡り1958年までの間に6回の蝦夷地探査を行なった。
その後これらの体験をもとにした本を出版することとなる。

1968年の明治維新に政府の役人になった武四郎は北海道の名称、郡名をアイヌ語の地名に基づいて提案した。
アイヌ語の「カイ」(この土地で生まれたものの意)をもとに
「北のアイヌ民族が暮らす大地」という思いを込めた「北加伊道」から「北海道」の名が誕生した。

自分は2011年夏のオートバイツーリングで北海道音威子府(おといねっぷ)村にある「北海道命名之地」碑を訪れている。
天塩川すぐ近くの森の中に建つこの碑の周囲は本当に何もない。
地図には載っているが観光地とは程遠いこの場所はとても静かだった記憶が残っている。

北海道命名之地碑

1870年、武四郎は53歳で職を辞し全国各地を旅する。

自宅に畳一畳の書斎を作りその翌年の1888年71歳で亡くなった。

記念館では武四郎の生涯に関するビデオ上映や著作物、各地を旅した際の収集物の展示を行なっている。

見て思ったのは彼が描く絵が非常に上手く味わい深いものであるということだ。
当時「武四郎もの」と呼ばれ好評を博したのは文章だけでなく絵の味わい深さがあったからでもあろう。

そして展示品の中には一畳の書斎を実物大で写真再現したものもあった。
モノが無いと一畳というのは思っていたよりは広いと感じて少々驚いた。
書斎や寝るためのものと考えればこれで充分かもしれないと思うが、
モノが周りにあふれている自分がこの境地に至る時は来るだろうか。

この一畳の書斎は現存している。東京都三鷹市にある国際基督教大学構内に移設されているらしい。
これに関する本を自分は持っていて読んでいるので機会があれば記事でも紹介したいし見に行きたい。

松浦武四郎記念館パンフレット・券・一筆箋

館内に1時間弱いただろうか。一筆箋を買って退出。
次の目的地は伊勢神宮である。腹が減った。昼食はその近辺で取ろう。

続く。


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category: 2014伊勢ツーリング

thread: 日本史

janre: 本・雑誌

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ライダーのバイブル  

今年の夏は天候不順、そしてその影響か妙に引きこもりたくなる気分でオートバイにあまり乗っていない。
盆休みは結局全然乗らず、それ以降も近所への買い物がてら1時間ほど乗ったきりである。
あまり引きこもって本ばかり読んでいると鬱々とした気分になってきそうなので1泊2日でツーリングに行くことにした。

行先は大山、蒜山(鳥取、岡山)か伊勢志摩か迷ったが、結局伊勢志摩に決め、先日の公休日に行ってきた。

目的地は3か所。

・松浦武四郎記念館
・伊勢神宮の外宮、内宮
・伊勢志摩スカイライン、パールロード

伊勢近郊のビジネスホテルを予約した以外は特に予備知識を仕入れたりガイドブックを読んだりする事前準備もせず
持参した地図だけを頼りに走ってきた。ルートも行き当たりばったりだ。

持参した地図は「ツーリングマップルR関西2014年版」である。

「ツーリングマップル」は地図出版の大手、昭文社が発行しているオートバイでのツーリングに使用することを主目的とした道路地図帳で
「ツーリングマップル通常版」と自分が愛用している「ツーリングマップルR版」の2種類がある。

ツーリングマップルR関西2014

◎ツーリングマップル通常版

「ツーリングマップル通常版」は持ち運びやすいようにA5サイズで、折り返して使えるような製本となっている。
製本様式は、かつてはリング綴じだったが、現在は「PUR製本」と呼ばれる強くて柔軟な糊付け製本に変更されている。
縮尺は14万分の1(北海道版は20万分の1)を基本とし、主要都市等は5万分の1の縮尺で掲載されている。
綴じ込みの全体マップは、耐水仕様(オーパー紙)となっている。
「北海道」、「東北」、「関東甲信越」、「中部北陸」、「関西」、「中国・四国」、「九州沖縄」の7巻が発行されている。

◎ツーリングマップルR版

「ツーリングマップルR版」は構成と各巻の記載内容は「ツーリングマップル通常版」と同様であるが、
一回り大きなB5サイズで、雨に濡れてもページが破れたり貼り付いたりしない。
これは耐水性の「オーパー」と呼ばれるパルプと樹脂の合成紙を用いている。
いや、「用いていた」と書くべきかもしれない。
今年、3年ぶりに購入したら紙の質が違うような気がする。もしかしたら普通の紙に変更したのかもしれない。
製本様式はリング綴じで2007年から毎年発行されている。版のサイズ拡大に伴って、縮尺が12万分の1(北海道版は17万分の1)になっている。

内容は高速道路や有料道路などにおける二輪通行料金や、二輪通行禁止区間といったライダーにとって必要な道路情報だけでなく、
眺望の良いツーリングコースや名物の食べ物、ライダーハウスをはじめとする安価な宿泊施設、温泉、林道などの情報が掲載されている。
まさにライダーのバイブルである。
多分オートバイでツーリングに行く人は100人のうち99人は持っているだろう。
自分は未だかつて持っていないライダーに会ったことがない。

そしてオートバイライダーだけでなく自転車ライダーや四駆の自動車で林道を走る人も結構重宝しているらしい。
携帯性に優れていたり、林道の情報が詳しく載っているからだろう。

自分は日常生活でもニュース等で出てきた土地を調べるときは見ているし、
そこから頭の中でその土地をツーリングする妄想を働かせて楽しんでいる。

さてそろそろツーリングに出発しよう。
最初の目的地は松阪市にある松浦武四郎記念館である。

続く。

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マコトとハルキの学校図書  

学生時代、国語の教科書に載っていた作品で印象に残っているのは何だろうと考えたが、載っていた作品自体が思い出せない。
正岡子規の横顔の肖像写真に落書きした記憶はあるから彼の俳句は多分読んだのだろう。

教科書、学校図書で使われた(現在も使われている?)作品を2冊読了した。

①椎名誠 アイスプラネット 講談社 2014年

②村上春樹 沈黙 全国学校図書館協議会 1993年初版 (購入したのは2012年第14刷)

マコトとハルキの学校図書

①は2012年から光村図書の中学2年生の教科書に載っている「アイスプラネット」という短編小説を骨子にして
あらたに長編として作品化したものらしい。

主人公である中学2年生の少年の家にカメラマンの叔父が同居している。
その叔父が世界中を旅して体験した話を主人公との会話という形をとって語られている。
言い換えれば作者である椎名誠の体験、知識が披露されている。

彼の作品の愛読者である自分は今の中学生がうらやましい。
このようなおもろい物語が載っていたら授業が楽しく強い印象も残っただろうに。

②はたまたま別の本を買う際、レジカウンターに行ったら平積みされていたのを購入した。
宣伝のポップが「村上春樹の新刊が184円(税抜)で買えます」とあったので思わず手に取ってしまった。

40ページほどの小冊子で中学、高校の集団読書のテキストとして使用するものらしい。

作品は「村上春樹全作品1979~1989⑤」(講談社)を原拠にしている。

巻末に集団読書テキストのシリーズがⅠ期、Ⅱ期と挙げられている。

Ⅰ期

Ⅰ期はいかにも「学校で読む」といった感じの作品、作家がラインアップされているが、
Ⅱ期になるとかなり「くだけた」感じになっている。
先述の村上春樹や椎名誠、石田衣良、よしもとばなな、あさのあつこ、星野道夫等がⅡ期で読まれているらしい。
読書の楽しみを教えるという点でこういう作家をピックアップしたのかなあ。

Ⅱ期

もし第Ⅲ期があれば誰がラインアップされるのであろうか。
自分が選者であれば誰のどんな作品を選ぶだろうと妄想を働かせてみるのも一興である。



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